こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

大好評!豆本最新刊が出来ました。

国芳表紙

天才絵師国芳描く珍奇な風俗画!
「国芳雑画集」

【ISBN】 978-4-7538-0248-7
【著者】 歌川 国芳 著
【価格】 定価1,680円 (本体1,600円+税)
【発行】 2011年4月12日
【仕様】 四色刷/B7変型判/(11.6×8.3㎝)/46頁/和綴じ・豆本
【分類】 絵画/デザイン/浮世絵・版画

政治風刺画や滑稽な戯画狂画、ワイドでダイナミックな構図で
ユニークな題材の3枚続きの錦絵版画の創案者として知られる
天才絵師国芳。
その特徴が表出する絵手本の傑作を和綴じ豆本で復刻。

この豆本シリーズ
京都の【経師(きょうじ)】という和本職人による1冊1冊手作りです。

ところで、豆本って何?和綴じ本って何?と疑問に思われる方も多いと思います。

豆本とはポケット版の本のこと。袖珍本とも言います。
昔の人は着物の袖の中に本を携えていました。

和綴じ本とは伝統的な日本式の製本法の一つ。
日本式と言っても、様々な様式があり、
紙が発明され、最初にできた書物の形態が巻物【巻子(かんす)】
それをたたみ折りしたお経のような【折本(おりほん)】
そして何枚もの紙を重ね糊付けしたり、糸で綴じた【冊子(そうし)】。
この冊子が【和本】とか【和綴じ】と呼ばれています。
この【和綴じ】には、綴じ方に特徴があります。
四つ穴を開けて糸でかがる【四つ目綴じ】や【康熙(こうき)綴じ】
【麻葉(あさのは)綴じ】、【亀甲(きっこう)綴じ】などがあります。
(因みに弊社の豆本シリーズは【四つ目綴じ】。)

っと、ここまでは手作り製本の説明でしたが、肝心の本書も職人技によって
美しく再版できました。
弊社に残る「国芳雑画集」は、汚れや紙を食べる「紙魚(しみ)」によって
保存状態が悪く鮮明ではありませんでした。
今回担当していただいた印刷会社のPD(プリントディレクター)さんが
短期間で修正!デジタル技術ですが補正はPDさんの長年の技術によるものです。
短期間かつ予算内(これが重要)で仕上げていただきました。ありがとうございます!

国芳修正 ←紙魚(しみ)による虫食いを補正、墨で汚れた童の顔を復元

小さな本ですが、手作りの職人技と印刷技術が詰まった豆本シリーズです。
ぜひ書店などで見かけたら手にとってご覧下さい。