こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

京都府では、日頃なかなか見ることのできない、関連工程も含めた伝統工芸の職人さんと、
その「匠の技」を支える道具職人さんが、熟練の技を披露しその技について解説する
「技の探訪」事業を開催されています。

伝統工芸及び道具の職人の実演「技の探訪」展

 日  程 平成24年1月21(土)~1月31(火)
      :午前9時45分~午後4時15分(昼1時間休憩あり)

 場  所 西陣織会館 2階(京都市上京区堀川通今出川下ル)

今回、佐藤木版画工房から摺師の平井恭子さんが木版摺りの実演をされています
(木曜日は休み)。実演されている版画は「綾錦(あやにしき)」芸艸堂刊 です。

実演1


「綾錦(あやにしき)」
大正天皇御大典記念として内外古今の名物裂の名品を木版で再現した全集
です。精巧鮮麗を極めたこの版画全集は名人にしか摺る事ができませんでした。
大正5年から10年かけて全11冊を各巻200部で発行。
当時の初版価格で各巻25円でした。
以降再版されることなく版木は芸艸堂版木蔵に保管されている希少本です。

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織物の表紙。表紙だけで大変なコストがかかるので現在では再現する事もできません。

実演2

実演③


写真は現在実演中の本誌途中工程です。
顔料が摺り重ねられ盛り上がった立体感が表現された
完成品は木版で摺られている事がわからない程精緻な表現になります。
実は現物をお見せしても説明するまで実際の裂が貼ってあると思われる方が多いです。

会期中にどんどん摺り上がっていくと思いますので、ぜひご覧くださいませ。