こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

先日は精華大学の学生さん達、先週はフランスから北斎の版木の調査、
昨日は東京の美術館 3館の学芸員さん達が版木蔵の見学、と
最近、芸艸堂の版画資料や版木蔵の調査・見学が続いています。

江戸期の木版摺りの作品や北斎や広重などの浮世絵師の画業は研究が
されていますが、版木その物の研究はまだまだ進んでいません。

■版木は現存する物がほとんど無く、制作された時代を時系列に調べられない。
■浮世絵を発行していた版元の資料は残っていても、当時の版元で制作していた
 彫師さんの資料が残っていない。 
■彫刻そのものの技術的な解析ができていない。

等々まだまだ未開の分野なのですが、
創業時から伝承する版木は版木蔵を公開する事で出来てきたご縁で、
様々な理由や関心を持って研究、見学に来ていただき、私達が知らない話を
聞かせてもらっています。

北斎新雛形版木1
北斎新雛形版木2
 手技とは思えない細密な彫です


その一つの成果として現在「北斎漫画展」が開催され、版木が中心に展示されてます。