芸艸堂 店主の日記

明治24年京都にて創業、 現在日本で唯一の 手摺木版和装本の 出版社「芸艸堂(うんそうどう)」の 4代目当主が芸艸堂の木版にまつわる話、 旬の情報をお届けします。

2012/06

明治24(1891)年、美術書出版社として京都で創業。
現在、日本唯一の手摺木版本を刊行する出版社です。
その木版摺、製本技術を活用して、明治~昭和初期にかけて刊行した多色摺り図案集のモチーフを
アレンジし、顔料を使った美しい発色、柔らかな和紙の手触りが特徴の木版商品や、文具、インテリア
などを制作しています。

蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち展が三重県美で開催されています。

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

現在開催中の展覧会情報をご紹介します。

蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち

三重県立美術館
2012年6月2日(土)―7月8日(日)

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「奇想の画家」のひとりに数えられるほどに独創的な作品を手がけた江戸時代中期の
画家・曾我蕭白(1730-1781)。京の商家に生まれた蕭白は、伊勢地方(現在の三重県)
を遊歴し、当地に多くの作品と逸話を遺しました。古い時代の絵画を換骨奪胎し、斬新
で大胆な作品を描いた蕭白は、時を越え、海を越え、現在も多くの人々を魅了し続けています。

 開館30周年を記念して開催される今回の展覧会では、6カ年に及ぶ修復を終えた、斎宮の
旧家永島家伝来の襖絵44面を中心に、代表作、展覧会初出品作も交え、蕭白の画業が紹介されます。
あわせて、蕭白に先駆けて復古的な作風を示した山口雪溪や大西酔月、蕭白と同時期に京で活躍
した円山応挙や伊藤若冲などの作品もあわせて展観し、鮮烈に輝く蕭白の個性に迫る展覧会です。
三重県立美術館HPより

ミュージアムショップには、芸艸堂の絵はがきなど取り扱っていただいております。
そちらもぜひご覧くださいませ。

セレクトショップ京×プロジェクト 第6弾

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

今日から開催中の展示会のお知らせです。

セレクトショップ「京」×(かける)プロジェクト
2012年6月~

『セレクトショップ京』と作り手さんや業者さん、そしていろんなジャンルのショップさんなどと
のコラボレーションで、毎月の展示を行うプロジェクトが始まります。

毎月開催させて頂いている「展示会」という一過性のものではなく、点数は少ないながらも1年12か月
という長いスパンで月替わりの展示をする事により、より多角的により深く、そしてより身近に
“×(かける)”相手の魅力を感じて頂ける展示会とはまた少し違った視点で、『京』に来る楽しみを
ご提案して頂きました。

セレクトショップ京 6月
セレクトショップ京 6月2

芸艸堂からは、毎月 木版本を出展いたします。
今でも、版木蔵に長く伝えられてきた版木を用い、古くから伝統技術を受け継ぐ職人たちが漉いた紙に、
江戸時代以来続いてきた木版刷り技術で摺師が一枚一枚手で刷ったものを和綴製本に仕上げています。
和紙の軽く柔らかな風合いと、顔料絵の具の色合いそのものを生かす木版の美しい色彩、和綴じによる
丁寧な製本は和製アーティストブックともいえるものです。百年以上もの長いあいだ受け継がれてきた
これらの書籍をぜひ、手にとってお楽しみください。

1月 北斎絵手本集成(展示終了)
2月 花づくし(展示終了)
3月 源氏模様(展示終了)
4月 光琳画譜
(展示終了)
5月 むかしはなし寿々(展示終了)
6月 海路
7月 図案百題もみじ
8月 暁斎楽画
9月 栖鳳旅寿々里 芭蕉翁絵詞伝


来京ご予定のお客様は是非一度お立ちより下さい。

セレクトショップ京

〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻り 644番地2
ハイアットリージェンシー京都 ロビー内
営業時間 8:30~18:00
ギャラリー
  • 「富岡鉄斎」展が京都国立近代美術館にて始まります。
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  • 竹内栖鳳展 海の見える杜美術館にて開催中
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  • 芸艸堂 東京店 【RECRUIT】従業員募集のお知らせ