芸艸堂 店主の日記

明治24年京都にて創業、 現在日本で唯一の 手摺木版和装本の 出版社「芸艸堂(うんそうどう)」の 4代目当主が芸艸堂の木版にまつわる話、 旬の情報をお届けします。

2014/04

明治24(1891)年、美術書出版社として京都で創業。
現在、日本唯一の手摺木版本を刊行する出版社です。
その木版摺、製本技術を活用して、明治~昭和初期にかけて刊行した多色摺り図案集のモチーフを
アレンジし、顔料を使った美しい発色、柔らかな和紙の手触りが特徴の木版商品や、文具、インテリア
などを制作しています。

ハイアットリージェンシー セレクトショップ京にて「手の技とともに生きる」展が始まります

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

明日から開催される展示会のお知らせです。

セレクトショップ「京」
ともに生きる3つの提案ー”手の技”とともに生きる


2014年4月24日(木)~5月19日(月)

人の手から生み出される少しいびつかもしれないけれど温度の感じられるもの達と
それを生み出す機械には出来ない手の技を感じられるもの、そんな品々を集めた展示会
に芸艸堂も含む多数の工芸品が並びます。
来京ご予定のお客様は是非一度お立ちより下さい。

手の技展

セレクトショップ京

〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻り 644番地2
ハイアットリージェンシー京都 ロビー内
営業時間 8:30~18:00

京都自転車ランデブー Kao Supported by SOU SOU

こんにちは。芸艸堂(うんそうどう)です。

先日、ちょっとしたご縁で京都自転車ランデブー Kao さんの企画に参加させていただく事になりました。

京都自転車ランデブー Kao
Supported by SOU SOU

京都を楽しむための色んなアイデアを提案する【京都、自転車ランデブー】。

今回は弊社や摺工房を訪ねたり、SOU SOUさんの意匠を木版制作した版木を用い、手摺り体験
などを楽しまれた様子をSOU SOUさんのブログに紹介していただきました。

「若冲展」「国芳展」が九州で 「さくら展」「京のうつろい展」が京都で開催中です

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

現在開催中の展覧会をお知らせします。

伊藤若冲と京の美術 長崎歴史文化博物館
2014年3月21日(金)~5月11日(日)

京都市・岡崎に位置する細見美術館。その貴重なコレクションの中から、奇想の画家・伊藤若冲の作品を
まとめてご紹介するほか、東山や祇園祭を描いた遊楽図や祭礼図、源氏物語などを題材とした物語絵画
茶陶・茶の湯釜、琳派の絵画などを厳選して展示し、日本美術の多彩な魅力が紹介されます。 HPより

2014hosomi[1]

江戸の劇画家
歌川国芳の世界展 鹿児島市美術館
3月28日(金) ~5月8日(火)

鹿児島に初の本格的な展覧会となる本展では、「武者絵・役者絵」「風俗・風景画」「歴史画」「戯画・動物画」
など187点(前・後期25点ずつ入れ替え)を紹介、魅力の全貌に迫ります。HPより

国芳 鹿児島

そして京都では
日本画にみる
さくら展ー横山大観から中島千波までー
JR京都伊勢丹 美術館「えき」KYOTO
4月3日(木)~22日(火)

約40名の日本画家たちが描いた「さくら」が一堂に展覧されます!

さくら展京都伊勢丹

40人の作家による
京のうつろいー春から夏へー
堂本印象美術館
4月4日(金)~6月15日(日)

京都府では、京都の美しい自然や文化を広く紹介し、後世に伝えるため、京都ゆかりの作家に委託して様々な
絵画シリーズを制作しました。
本展では、その時代の京都を残すため、1986(昭和61)年に制作された「京の四季」および動植物の保護を
目的にワシントン条約第8回締約国会議を記念して1992(平成4)年に制作された「いのち賛歌」のシリーズ
から、春と夏の自然や景色に想いをよせた作家の作品が展覧されます。 HPより

京のうつろい 堂本印象美術館

それぞれのミュージアムショップには芸艸堂の関連品も並んでおります。
こちらもぜひお立ち寄り下さいませ。

若冲の春 -オレも若冲-  井政 -IMASA

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

おもしろい企画に参加させていただく事になりました。
若冲 × 生け花・器・そして木版画
決めゼリフは「オレも若冲」

若冲の春 -オレも若冲-
Le printemps de Jakuchu. Moi aussi, je suis Jakuchu 
井政 -IMASA
とき:2014年 4月11日(金)から 13日(日)まで

こと:花の展示+器・木版画の販売 入場料:1,000円
   4月11日(金)10時-14時
   4月12日(土)10時-18時
   4月13日(日)10時-16時

ところ:東京都千代田区外神田二丁目十六番地 宮本公園内

写実と奇想を巧みに融合させたマニエリスト、伊藤若冲。
晩年、石峰寺観音堂に残したのは、洒脱を極めた花の天井画でした。
時を同じくして江戸では、見立ての粋や本歌取りの妙を追求するいけばなの流派が台頭。
花型図を紐解けば、芸艸堂に伝わる若冲画譜の創意と筆致が連想できます。
本展では、若冲が庭に放った鶏の奥に揺れていた春の景色を、中村俊月が生花をいけて
再現します。

千代田区指定有形文化財に指定されている「井政」に足を踏み入れると、眼前に凝縮された
江戸の趣が現れます。
歴史ある佇まいに誘われながら、階上に展示されている若冲の画譜と若冲好みを今に映す器
の数々を堪能したら、既にあなたは若冲。
石峰寺に隠棲した悠々自適の若冲よろしく、ご案内状に開けられた円窓からいけられた花を
覗いて、おもしろおかしく景色を切り取って、パチリとどうぞ。
あなただけの“2Dな若冲の春”が出来上がります。
階下にいけられた春の景色も、きっと違って見えてくるはず。

さらにさらに、当時とびきり前衛だった若冲になりきって、
現代作家の器に花をいけ、お住まいにも“3Dな若冲の春”をお持ち帰りになってください。
(案内状より)

若冲案内状①
若冲案内状


中村芳中展が千葉市美術館で始ります。

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

4月は展示会・展覧会が目白押しです。
来週8日から始まる展覧会のお知らせです

光琳を慕う
中村芳中 千葉市美術館
2014年4月8日(火) ~5月11日(日)

中村芳中(?~1819)は江戸時代後期に大坂を中心に活動しました。最初は文人画風の山水や指頭画を描きますが、
尾形光琳の画に傾倒し、たらし込みを駆使した作品を描くようになります。江戸へ下った芳中は享和二年(1802)
光琳画譜』を出版します。江戸琳派の祖として近年人気の高い酒井抱一が琳派風の作品を描き始めるのとほぼ同時期のことでした。
その後芳中は大坂へ戻り、ぽってりしたかたちのほほえましい作品を多く残しました。
 
この度は芳中の世界に多角的に迫る展示を目指し、尾形光琳から中村芳中に至る琳派の画家、当時の大坂画壇の作品も併せて展示されます。 
プレスリリースより

中村芳中展 千葉

芸艸堂には「光琳画譜」の伝承版木を所有し、現在もその版木から「光琳画譜」を再版しております。
ミュージアムショップには木版本「光琳画譜」を含む芳中関連品も並びますのでこちらもぜひお立ち寄り下さいませ。

展覧会図録の制作も担当させていただきました。こちらは書店・展覧会同時発売です。

中村芳中図録中村芳中中身②中村芳中中身③中村芳中中身①
ギャラリー
  • 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱 展が始まります。
  • 十字屋カルチャー「芸艸堂で圧巻の版木蔵見学と、摺り師による木版摺り見学」講座のお知らせ。
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  • 長沢芦雪展が九州国立博物館で始まります。
  • 第97回 東京インターナショナルギフトショー春2024に出展します。
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