芸艸堂 店主の日記

明治24年京都にて創業、 現在日本で唯一の 手摺木版和装本の 出版社「芸艸堂(うんそうどう)」の 4代目当主が芸艸堂の木版にまつわる話、 旬の情報をお届けします。

2017/03

明治24(1891)年、美術書出版社として京都で創業。
現在、日本唯一の手摺木版本を刊行する出版社です。
その木版摺、製本技術を活用して、明治~昭和初期にかけて刊行した多色摺り図案集のモチーフを
アレンジし、顔料を使った美しい発色、柔らかな和紙の手触りが特徴の木版商品や、文具、インテリア
などを制作しています。

建築倉庫ミュージアム

こんにちは 芸艸堂(うんそうどう)です。

建築模型専門ミュージアム「建築倉庫」
日本唯一の建築模型専門の展示・保存施設として、2016年春、東京・天王洲アイルに
オープンしました。そのミュージアムショップの商品開発に昨年から参加し、お披露目
会に説明員として会場に行ってきました。

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建築模型には、建築家や設計事務所の思考のプロセス・建築文化の大切なエッセンスが
込められていて、現代日本の建築はデザイン・技術ともに高い基準のクオリティをもつ
ものとして世界の注目を集めています。空間いっぱいに詰まった棚に並ぶ模型作品の数々が、
日本の建築文化のプラットフォームを形成していきます。建築文化を『見る・学ぶ・味わう』
体験ができる新しいかたちのミュージアムです。*展示品の撮影可

建築倉庫①
建築倉庫②

芸艸堂からは建築に関連した北斎の木版版本「北斎新雛形」を
建築倉庫オリジナルカバーに包みました。

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その版木から六重の塔の図柄を4版用い金色で摺ったインテリア品を出品しました。

建築倉庫④

建築倉庫ギャラリー
会場: Architectural Model Workshop (建築模型工房)
展示会は終了しましたが、引き続き常設売店にて販売頂きます。

運営母体の寺田倉庫さまは美術館運営やワークショップ・地域のアートフェアなど
積極的にてがけられいる企業です。


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「猫まみれ」「広重」「芳年」浮世絵関連の展覧会情報

こんにちは 芸艸堂(うんそうどう)です。

浮世絵関連の展覧会をお知らせします。

招き猫亭コレクション 猫まみれ展
尾道市立美術館 3月18日(土)~5月7日(日)
猫を愛する美術コレクター「招き猫亭」のコレクションより、スタンランなど
西洋の画家たちが描いた猫、歌川国芳ら浮世絵の中の猫、竹久夢二、レオナール・フジタ
ら近現代美術の巨匠たちが描いた猫など、多彩な猫作品約240点が展示されます。

生誕220年 広重展
鹿児島市立美術館 3月24日(金) ~ 5月7日(日)

今年生誕220年を迎える歌川広重は、独特な構図の風景描写を得意とし、昔も今も
多くの人々に愛され続けています。
主要な風景版画作品合わせて約150点が展示されます。

鹿児島市美術館 広重展


芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師
美術館「えき」KYOTO 4月1日(土)~23日(日)

月岡芳年(1839-1892)は、江戸から明治へと急激に変遷する時代に活躍した浮世絵師です。
浮世絵の需要が失われつつあった当時において最も大成した絵師であることから、
「最後の浮世絵師」と称され人々を魅了し続けています。
本展は、芳年の初期から晩年に至るまでの代表作を網羅した回顧展です。

えき 芳年

各展覧会場のミュージアムショップに芸艸堂関連品をお取扱い頂く予定です。
こちらもぜひお立ち寄りくださいませ。


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皇室の窓 皇室ゆかりの京都・通りを歩く

こんにちは 芸艸堂(うんそうどう)です。

弊社のある京都寺町通が紹介されます。

皇室の窓 皇室ゆかりの京都・通りを歩く
テレビ東京 3月20日(月)AM5:40~6:40

明治時代の前まで天皇が暮らした京都、その京都に暮らし、京都の魅力を知る、
ある皇族の方が出版された本をテーマに、市内の数多い通りから京都御所の東側を
南北に走る寺町通りに焦点をあて、今も其処此処にある歴史の証や、生活に根付いた
京都の通りの魅力を紹介されます。
その中の1軒として木版版本を中心に取材をいただきました。

あいにく関西の方では放映されませんが関東の方 ぜひご覧ください。



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京都精華大学GARDEN 手摺木版講座の案内

こんにちは 芸艸堂(うんそうどう)です。

京都精華大学 公開講座 GARDENのご案内です。
大学の施設や設備を使って、実際に手を動かしながら学ぶ講座です。
受け付けは4月10日から。実日は6月とまだ先ですがご参加お待ちしています。

*5月1日更新 申し込みが20名に達し満席となりました。受け付けは終了となりました。
ありがとうございます。


手摺木版講座 若冲の木版本
京都精華大学GARDEN 6月3日(土)13:30~16:30 受付は4月10日より
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芸艸堂の早光照子を講師に迎え、芸艸堂が刊行した木版本についてのレクチャーと
木版摺り体験を通して伝統工芸の世界に触れ、木版・図案の魅力を味わうことができます。
前半のレクチャーでは、特に明治以降 芸艸堂が刊行していた『若冲画譜』と『若冲画帖』
の当時と現在の摺り物を並べ、製作の過程や出版の背景について解説します。
後半は京版画界有望の女性摺師、平井恭子氏に木版画「紅菊」(画:伊藤 若冲)摺りの
工程を実演いたします。
最後は実際にそれぞれの手で「未草(ひつじぐさ)」(画:伊藤若冲)の木版摺りを
体験します。

<制作品>
木版画1点(画寸:103mm×150mm)※切り取って葉書として使用可能
芸艸堂の版木「未草」(画は芸艸堂発行の『若冲画帖』より)

<実演作品>
芸艸堂の木版本『若冲画譜』使用の版木より「紅菊」(画:伊藤若冲)
講師:早光照子(芸艸堂)、平井恭子(摺師)
定員:20名
受講料:3,500円(材料費込み)※この講座は割引対象外です
会場:京都精華大学


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Bunkamura 「暁斎展」 京都文博「戦国時代展」 建築倉庫「京都伝統工芸研究所展」3月の展覧会情報

こんにちは 芸艸堂(うんそうどう)です。

開催中、3月から開催される展覧会をお知らせします。

ゴールドマンコレクション
これぞ暁斎 世界が認めたその画力
Bunkamura ザ・ミュージアム 2月23日(木)~4月16日(日)

河鍋暁斎(1831─1889)は、時代が大きく揺れ動いた幕末から明治を生きた絵師です。
世界屈指の暁斎コレクションとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏所蔵の作品に
よって、多岐に渡る暁斎作品が展示されています。
ミュージアムショップにはオリジナル版木「暁斎楽画」から摺り上げた木版画を販売して
いただいています。

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戦国時代展 -A CENTURY of DREAMS-
京都文化博物館 2月25日(土)~4月16日(日)
合戦の様子や武将の姿を伝える歴史資料、列島の各地で生成された貴重な美術工芸品が
一堂に展示され、多様な広がりを見せたこの時代とたくましく生きた人々の姿に迫ります。

戦国時代展

ミュージアムショップにて陣羽織葉書をお取扱いいただいています。
陣羽織葉書セット


京都伝統工芸研究所展
建築倉庫 3月14日(火)~19日(日)11:00~20:00 (最終日は17:00まで)
会場: Architectural Model Workshop (建築模型工房)

京都伝統工芸協議会とコラボレーションした 伝統と革新の融合した京都工芸の「今」
を体現した商品を販売する期間限定ショップがOPENします。
芸艸堂は建築倉庫とのオリジナル木版画を出品いたします。3月19日(日)は13時~ 
会場にて商品説明としてアテンドいたします。

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出展社: 五明金箔工芸、うのはら、芸艸堂、川人象嵌、洸春陶苑、佐藤喜代松商店、
下出蒔絵司所、中嶋象嵌、中村 ローソク、七彩工房、ヒロミアート、メルクロス
主催: 京都伝統工芸協議会
協力: NPO 法人京都伝統工芸情報センター、建築倉庫ミュージアム、アミューズミュージアム
ぜひお立ち寄り下さいませ。


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ギャラリー
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