芸艸堂 店主の日記

明治24年京都にて創業、 現在日本で唯一の 手摺木版和装本の 出版社「芸艸堂(うんそうどう)」の 4代目当主が芸艸堂の木版にまつわる話、 旬の情報をお届けします。

2017年11月

大阪府立大学貴重図書特別部会講演会にて摺り実演を行います

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

11月20日に大阪府立大学と大阪府立中之島図書館所蔵の版木の講演と摺出しが行われます。
芸艸堂は版木摺出しの実演と解説に参ります。

大阪府立大学貴重図書特別部会講演会
版木を見る。版木を知る。 
大阪府立大学I-site なんば2Fカンファレンスルーム
2017年11月20日(月)14時~16月30分 定員100名 受講料1,000円

第一部 講演:【源氏物語評釈】の版木 講師:永井一彰(奈良大学名誉教授)
第二部 版木摺り出し 実演と解説   
      講師:早光照子(芸艸堂) 摺師:平井恭子(佐藤木版画工房)
参加者特典 ご参加いただいた方には版木の摺り物1枚進呈

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160年前、幕末の大阪で出版された萩原広道著「源氏物語評釈」は源氏物語研究の最高峰として
名高く、江戸時代から明治時代にかけて何度も出版され現在も参照される事の多い注釈本です。
その原版木を収蔵されている大阪府立大学学術情報センター図書館と中之島図書館の版木を用い
摺出しの実演を行わせていただく事になりました。
当時の板木を用い摺らせていただく大変貴重な機会を頂戴しました。
締切はすぎたのですが、ご興味のある方はぜひお問い合わせくださいませ。
072-254-9151
大阪府立大学 実演 2017①
大阪府立大学 実演 2017



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北斎だるせん展 その②

こんにちは 芸艸堂(うんそうどう)です。

前回紹介した展覧会の関連展をお知らせします。

北斎だるせん 名古屋市博物館 
北斎だるせん 名古屋市博物館

こちらの展覧会を記念して、200年前にそのだるまが描かれた西掛所(本願寺名古屋別院)
にて120畳の紙に達磨大師を大書する大がかりな興業を再現されます。

完成した大だるま絵そのものは第二次世界大戦時に焼失したといわれていますが、
幸いなことに興業の一部始終が記録された資料が残っています。
それは尾張藩士の高力猿猴庵(こうりきえんこうあん 1756~1831)によって書き留められた
『北斎大画即書細図』(名古屋市博物館蔵)で、そこには興業当日のスケジュールや賑わいは
もちろん、この日のために用意された和紙や筆、絵の具にいたるまで事細かに情報が記されて
います。今回、その貴重な資料をもとに、可能な限り当時の製法で大だるま絵の復元に挑戦
されます。
北斎×西別院
本願寺名古屋別院 
11月19日(日)10:00~記念法要・法話
11月23日(木) 9:00~だるま絵復元プロジェクト *雨天時は25日、26日へ順次延期

北斎×西別院


今回の展覧会がご縁で本願寺名古屋別院様とも木版摺の事業に関わらせていただきました。

200年前のポスターを復活!

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「北斎大画即書引札」名古屋市博物館蔵
 
本文には「尾州名護屋本町通り門前町大地におゐて・・・」から始まり、だるま絵の
大きさを具体的に「目六尺 はな九尺 (中略)面テ三丈二尺・・・」と記されています。
現在の寸法で表すと「目が1.8m 鼻は2.7m 顔が9.7m」といったところでしょうか。
民衆の心を惹きつけたこの引札(ポスター)はとても重要な役割を担ったのです。
現在この引札(200年前のオリジナル)は名古屋市博物館に収蔵されています。

今回、特別に名古屋市博物館の許可を頂戴し、引札(オリジナル)を基に複製引札
を、職人の技により数量限定で摺らせていただきました。

北斎達磨彫①
彫師:北村氏が桜の一枚板を用い、原本に忠実に彫っていきます。北斎達磨彫②
北斎達磨③
①墨を乗せる のコピー
彫り上がった版木に摺師:森光氏が墨をのせ、1枚づつ丁寧に摺り上げていきます。⑥和紙を剥がす のコピー

⑦完成 のコピー
完成!
余白に限定番号を記し、納めることができました。
また、記念品として注染の手拭も2柄制作させていただきました。

てぬぐい青のコピー てぬぐい赤のコピー

本願寺名古屋別院門前では 
メーテレコレクション 北斎展 ギャラリーかんしょ(西別院正門すぐ)にて
名古屋テレビ所蔵の北斎を展示、芸艸堂関連書籍、版画、グッズを販売されます。

ギャラリーかんしょ北斎展

博物館とともにぜひ巡らて下さい。 


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図案のすすめ展・北斎だるせん展 11月の展覧会情報

こんにちは 芸艸堂(うんそうどう)です。

11月の芸艸堂も関わる展覧会情報です。

図案のすすめ ミュシャとデザイン 
堺 アルフォンス・ミュシャ館 11月11日(土)~ 2018年3月11日(日)

アール・ヌーヴォーが頂点を迎えていた1900年の第5回パリ万国博覧会を
通じて装飾、デザインの分野でも地位を確立したアルフォンス・ミュシャ
は『装飾資料集』に自らの装飾デザインを収録し、アイデアの集大成を人々
に開放します。一方、パリ万国博覧会を機に渡欧していた洋画家の浅井忠は
図案の重要性に気づき、帰国後は京都高等工芸学校で図案教育を指導し、
教材としてミュシャの『装飾資料集』も活用していました。本展覧会では
ミュシャの『装飾資料集』と共に、浅井忠の図案や京都高等工芸学校で
展開された図案教育が紹介されます。HPより

芸艸堂からは浅井忠の木版本「黙語図案集」「木魚遺響」および「小美術図譜」
の一部を資料展示いただく事になりました。

図案のすすめ

北斎だるせん
名古屋市博物館 11月18日(土)〜12月17日(日)

「冨嶽三十六景」でおなじみの江戸の浮世絵師、葛飾北斎(かつしかほくさい)。
彼が一時期名古屋に住んでいたのをご存じですか?
今からちょうど200年前、北斎は縦18mの大だるまを即興で描くイベントを
名古屋で開催しました。そして「だるせん(だるま先生の略)」というあだ名が
生まれるほど話題をさらったのです。意外にも北斎と名古屋の関わりは深く、
『北斎漫画(ほくさいまんが)』も名古屋で誕生した本です。
本展覧会では大だるまイベントを巡る熱狂を中心に、北斎と名古屋の関わりが
紹介されます。

北斎だるせん 名古屋市博物館

芸艸堂からは「北斎漫画」の伝承版木の一部を資料展示いただきます。
またミュージアムショップでも芸艸堂の北斎関連品や北斎漫画が並びます。
そして展覧会を記念して縦18mの大だるまを即興で描いた時の様子を木版画にした
「北斎席画乃大達磨」を再版いたしました。

北斎席画乃大達磨

こちらもぜひお立ち寄りいただきご覧下さいませ。


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和楽 12・1月号の付録カレンダーに雪佳の狗児

こんにちは 芸艸堂(うんそうどう)です。

11月1日発売の和楽12・1月号(小学館)歌舞伎は面白い!の付録に
神坂雪佳「百々世草」より狗児の図がカレンダーに採用されました。

日本美術ワンニャンカレンダー

芦雪、栖鳳、又造、雪佳と巨匠たちの名作がカレンダーになりました。

和楽2107 12月1月合併号
和楽2018カレンダー表紙
和楽2018カレンダー狗児

ぜひ書店にてお買い求め下さいませ!


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