こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。
昨日紹介した歌川国芳ですが、今年で没後150年となり
展覧会が大阪で開催されています。
没後150年 歌川国芳展
歌川国芳(1797~1861)は、幕末に活躍した人気の浮世絵師です。
「水滸伝」の登場人物をダイナミックに描いた武者絵で脚光を浴び、
伝統的な役者絵や美人画をはじめ、西洋画法の影響を受けた風景画
やユーモアとウィットに富んだ戯画など、さまざまな分野で個性的
な作品をのこしました。特に、大判錦絵を三枚つなげた大画面に鯨
や骸骨など巨大なモチーフを貫くように描いた「ワイドスクリーン」
と呼ばれる手法には、国芳の斬新で大胆な感覚がよくあらわれてい
ます。
また、無類の猫好きとしても知られる国芳は、しばしば画中に愛らし
い猫たちを登場させています。
ミュージアムショップにて芸艸堂の木版画や豆本シリーズを取り扱って
いただいております。
そちらもぜひご覧くださいませ。
大阪市立美術館
〒543-0063 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82
℡ 06-6771-4874
浮世絵というと江戸のイメージがありますが
大阪にも上方浮世絵の美術館がございます。
上方浮世絵館
古き良き時代の大阪繁華街の風情を残す大阪・道頓堀 法善寺門前に世界で唯一の上方浮世絵の常設
展示をされている美術館「上方浮世絵館」があります。
木版画と言えば浮世絵、浮世絵と言えば江戸といったイメージがありますが、近畿地方でも上方浮世絵が
多数刷られ、当時の世相や風俗を現在に伝えています。
また、上方浮世絵の舞台は上方浮世絵館がある道頓堀周辺を描いたものが多く、展示を見てから、周辺を
散策すると違った風景が見えてきます。
展示は上方浮世絵中心ですが、当時の生活用品や版木などが織り交ぜられ、伝統木版画を様々な角度から
知れる美術館です。
大阪・道頓堀にお越しの際は、是非、足をお運び下さい。
1階にはレトロな和雑貨屋さんを思わせるミュージアム・ショップがあり、浮世絵関連の芸艸堂グッズの取り扱い
もしていただいております。そちらもぜひ、ごらんくださいませ。
上方浮世絵館
大阪市中央区難波1-6-4
Tel06-6211-0303
開館時間 11:00 ~ 18:00(ご入館は17:30まで)
休館日 月曜日(祝日・休日の場合は翌日)
入館料 大人500円 小・中学生300円
周辺には美味しいコーヒーショップや串カツ屋さんなどもあります。