こんにちは。芸艸堂(うんそうどう)です。

再版のお知らせです。

観賞用木版画は浮世絵が現在も国内外で人気があり、昭和初期には新版画という
新しいジャンルを開拓し海外へ発信し続け、現在国内でも再評価され、各地の美術館
で新版画展(川瀬巴水・吉田博・笠松紫浪)が開催されるようになりました。

新版画の再評価のおかげで、長らく再版できなかった版画を再度市場に出す事が
できるようになってきました。人気の図柄 浅野竹二「木屋町」ですが、
オリジナル版木の反り・歪みがはげしく、摺師が苦労して摺り上げていたのですが
完成までに通常より時間がかかるため、今回新しい版木で全て彫り直しました。
彫師は北村昇一。画像の余白(マージン)には新たに 「彫 大倉→北村」となりました。

浅野竹二 木屋町 
Kiyamachi Street., Kyoto (First print 1953)

木屋町彫①コピー
木屋町彫④ のコピー
木屋町旧
旧版
木屋町2024
新版 潰れていた暖簾の線がはっきり摺りあがっています。
2024 木屋町(彫:北村) のコピー



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