芸艸堂 店主の日記

明治24年京都にて創業、 現在日本で唯一の 手摺木版和装本の 出版社「芸艸堂(うんそうどう)」の 4代目当主が芸艸堂の木版にまつわる話、 旬の情報をお届けします。

2011/09

明治24(1891)年、美術書出版社として京都で創業。
現在、日本唯一の手摺木版本を刊行する出版社です。
その木版摺、製本技術を活用して、明治~昭和初期にかけて刊行した多色摺り図案集のモチーフを
アレンジし、顔料を使った美しい発色、柔らかな和紙の手触りが特徴の木版商品や、文具、インテリア
などを制作しています。

芸艸堂(うんそうどう)が紹介されています。

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

様々な雑誌に芸艸堂が紹介されました。

「ことりっぷiforte京都」(昭文社)
芸艸堂のぽち袋や便箋が紹介されています。
京都の見どころ、ライフスタイル、アート&カルチャーなどなどが満載されているのに重たくないムックです。

ことりっぷ京都
ことりっぷ京都ぽち袋


「Meets 京都本」(㈱京阪神エルマガ)
芸艸堂の木版本が紹介されました。
その名も海路。平成22年の造本装丁コンクールで出版文化国際交流会賞を受賞した本です。
芸艸堂版木蔵で所蔵する版木を使って、現代の摺師が丁寧に摺りあげた逸品です。
紹介されている通り「古いのに新しい芸術品」それでいて、普通に“本”なのです。
ご興味のある方は、是非お店の方まで!

Meets京都本表紙
Meets京都本海路-1
Meets京都本海路-2


「目の眼」(里文出版)
寺町美術通りが紹介されています。
毎年秋に開催する寺町美術祭りが今年は15回目を迎えました。
参加店舗の紹介記事に芸艸堂も掲載していただきました。

目の眼表紙
目の眼中身


寺町美術祭りの詳細はまた改めて紹介いたします。

京都展が始まります。

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

まだまだ暑いですが、9月から全国の百貨店にて順次、京都の伝統工芸品、食品を
展示、販売する京都展が始まります。

芸艸堂も各百貨店の催事に出展いたします。
皆様のお越しをお待ちしております。

9/14 ~19 :名古屋松坂屋 京都展 
9/14 ~19 :広島そごう  京都展
10/4 ~10 :千葉そごう  京都展
10/5 ~11 :横浜高島屋  名舗展
10/13 ~19 :大分トキハ  京都展
10/26 ~31 :新潟伊勢丹  京都展
11/1 ~ 7 :仙台三越   京都展
11/9 ~15 :宇都宮東武  京都展


諸事情等で日程等の変更が発生する場合がございます。
その際は、ご了承下さいませ。

そして、今日店主は明日から始まる名古屋松坂屋さんに来ております。

今日は搬入日
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昼から会場に入り、飾り付け~

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夕方までかかり飾り付け完了
中部地方の皆様のお越しをお待ちしております。

帰ってきた江戸絵画 ギッターコレクション展

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

京都で開催中の展覧会情報をお知らせします。

帰ってきた江戸絵画ニューオーリンズ ギッターコレクション展

アメリカ・ニューオーリンズ在住のギッター・イエレン夫妻の日本美術コレクションは個性あふれるものとして知られています。
この展覧会ではそのコレクションの中から江戸の絵画を中心に展開されています。
芸艸堂にかかわりのあるものとしては、江戸期ではありませんが神坂雪佳百々世草が展示されています。
他にも若冲や抱一、芦雪に蕪村と魅了してやまない絵画の数々。
2005年、アメリカ南部を襲ったハリケーン・カトリーナの被害からまぬがれた奇跡のコレクション。
ぜひ会場にてご覧くださいませ。
美術館1F常設売店にて雪佳を中心に芸艸堂のグッズ書籍を取り扱っていただいております。
そちらもぜひのぞいてみてくださいませ。

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京都文化博物館
京都市中京区三条高倉
Tel075-222-0888

歌川国芳展 佐川美術館

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

9月からの展覧会情報を順次お知らせします。

没後150年記念 破天荒の浮世絵師
    歌川国芳展
佐川美術館 前期 9月6日(火)~ 10月2日(日)
         後期10月6日(木)~ 11月6日(日)

江戸時代後期を代表する浮世絵師・歌川国芳(1797-1861)。
浮世絵といえば北斎、広重、歌麿、写楽などを思い浮かべる人が多い中、
型破りの浮世絵師・歌川国芳は、【浮世絵=江戸情緒】という常識を打ち破り、
私たちが抱いている浮世絵のイメージをくつがえしてくれる存在です。
国芳は広重と同じ寛政9年生まれ。広重が風景画で名を成したのに対し、
国芳は武者絵・戯画で大衆を魅了し、その人気は広重に匹敵したともいわれています。

本年は歌川国芳の没後150年にあたります。これを機に開催する展覧会では、
武者絵や妖怪画からなる【前期展示・豪快なる武者と妖怪】と、戯画や風景画からなる
【後期展示・遊び心と西洋の風】という2部構成に分け、国芳作品の魅力を全く異なる
二つの角度から紹介されています。(佐川美術館HPより)

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前期案内表紙

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後期案内表紙

そして、この特別展に芸艸堂から、弊社に伝わる国芳の木版摺り版本の版木と版画が
展示される事になりました。

展示される版本は「忠臣銘々画伝」
創業時から伝わる版木をもとに明治期に芸艸堂版として出版。
今回の展示により、100年近い月日を経て版木蔵から版木の調査をいたしました。
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創業時から蓄積される版木蔵。増え続ける版木の正確な枚数は不明

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荒縄でくくられ、絵札に書かれた「忠臣銘々画伝」をたよりに版木蔵から探し出します。
板木の枚数確認や傷みの有無を確認し、塵を刷毛で取り除きます。

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100年近く蔵に眠ったままの版木は少し触っただけで塵で真っ黒に…
(古い版木を取り出す時はいつもこのようになります。)
塵を取り除いた版木は摺師さんのもとへ渡り、特別に一枚づつ摺っていただきました。

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版木と摺られた版画は見やすいようにレイアウトされ、展示会場に並びました。
手わざで彫られたと思えないくらい細かく彫り上げられた版木と
そこから摺り上がった版画を見比べていただき木版の技術をぜひ
この機会にご覧くださいませ。

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墨1色の木版本は印刷技術の発達により、コストがかかる手摺で再版する事なく
版木蔵に眠り続けることとなった国芳の版木。

この度の佐川美術館さまのご協力で特別展に展示していだだいき、
多くの方に木版本の世界を知っていただく機会を得ました。
本当にありがとうござます。

芸艸堂が紹介されています。

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

テレビでの紹介に引き続き、雑誌に芸艸堂の版画が紹介されました。

まっぷる 京都へでかけよう(昭文社)

まっぷる京都

特集ページ「もののあはれ」のコーナーに
芸艸堂の版画を摺っていただいている摺師 市村さんの紹介とともに
加藤版画が掲載されています。


まっぷる中身1
まっぷる中身2

まだまだ残暑厳しいですが、これから紅葉の季節、本を片手に京都探訪、いかがですか。
ギャラリー
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