芸艸堂 店主の日記

明治24年京都にて創業、 現在日本で唯一の 手摺木版和装本の 出版社「芸艸堂(うんそうどう)」の 4代目当主が芸艸堂の木版にまつわる話、 旬の情報をお届けします。

2022/10

明治24(1891)年、美術書出版社として京都で創業。
現在、日本唯一の手摺木版本を刊行する出版社です。
その木版摺、製本技術を活用して、明治~昭和初期にかけて刊行した多色摺り図案集のモチーフを
アレンジし、顔料を使った美しい発色、柔らかな和紙の手触りが特徴の木版商品や、文具、インテリア
などを制作しています。

「つながる琳派スピリット展」パナソニック汐留美術館にて始まります。

こんにちは。芸艸堂です。

展覧会のお知らせです。

つながる琳派スピリット展
神坂雪佳

10月29日(土)~12月18日(日)パナソニック汐留美術館

宗達や光琳、抱一など江戸時代の琳派を辿りながら、マルチアーティスト
雪佳の図案集、雪佳がデザインした工芸作品や絵画が紹介されます。
芸艸堂からは百々世草の原画を出展しています。

体験ワークショップ「雪佳デザインの版画を摺ってみよう!」も開催されます。
神坂雪佳の図案集を出版してきた芸艸堂により、摺りの実演見学後、参加者の
皆さまに雪佳デザイン(『染織図案 海路』)のはがきを摺っていただきます。
*満席のため受付終了となりました。

講師
森光美智子(浮世絵木版画彫摺技術保存協会会員)
井上孝一(美術書出版株式会社芸艸堂)
日時
2022年11月12日(土) 午後2時~午後4時(午後1時30分開場)

パナソニック 雪佳展

ミュージアムショップに芸艸堂関連品も並びます。こちらも是非お立ち寄りください。


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第24回寺町美術祭り のお知らせ

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

10月22日(土)より始まる催しをご紹介します。

第24回 京都寺町美術祭り
2022年10月22日(土)~23日(日)10:00~17:00
詳しくは>>こちら

弊社も軒を連ねる寺町通りは市役所の西側に面し、両側には古美術・骨董店が
並ぶ美術通りです。様々なジャンルの美術・工芸品が集まるこの寺町通りで京都の
秋にふさわしいイベントです。
今年で24回目、3年振りに開催いたします。

芸艸堂京都本店では期間中 全商品20%OFF(特価品・一部木版画を除く
他の特典との併用はできません)での売出しをいたします!! 


ご来店お待ちしております。

寺町美術祭り2022
寺町美術祭り2022裏

2日間、「無料鑑定会」や「入札会」「 新版画展」「漆芸詳説」「下御霊陶楽市」
「鳳輦形神輿の特別公開と講話」など盛りだくさんの企画で参加店一同みなさま
のお越しをお待ちしております。

そして弊社2F画廊で開催している展示会をご紹介します。

「新版画展」-巴水・吉田博・紫浪・竹二・他ー
10月11日(火)~28日(金)〈午前10時~午後5時〉15日(土)・16日(日)休廊
芸艸堂 2F画廊(入場無料)
                        
江戸時代に目覚ましい進化を遂げた浮世絵版画の技と美意識
を継承すべく、大正初年から昭和のはじめにかけて興隆した
ジャンルです。
伝統的な彫りや摺りの技術に、同時代の画家による清新な
表現を合わせようとした版元・渡邊庄三郎(1885-1962)の
試みに始まりますが、昭和に入っていくつもの版元が参入し、
大きな流れとなりました。

展示版画は当時版元間で相互仕入・販売し、現在 芸艸堂に
資料として保管している新版画から20点を展示しています。    

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新版画 笠松紫浪「鎌倉円覚寺前」再版のお知らせ

こんにちは。芸艸堂(うんそうどう)です。

再版のお知らせです。

観賞用木版画は浮世絵が現在も国内外で人気があり、昭和初期には新版画という
新しいジャンルを開拓し海外へ発信し続け、現在国内でも再評価され、各地の美術館
で新版画展(川瀬巴水・吉田博・笠松紫浪)が開催されるようになりました。

新版画の再評価のおかげで、長らく再版できなかった版画を再度市場に出す事が
できるようになってきました。

笠松紫浪
鎌倉円覚寺前 
初版1953年 版木10版

鎌倉円覚寺 のコピー
鎌倉円覚寺前 新聞

版木に巻かれている新聞紙(家庭で簡易に手に入り、クッション材として使用。
通気が良く、印刷の匂いが木を喰う虫除けになると言われています。)
写真の新聞紙は昭和39年(1964年)。再版を摺った際の新聞紙と思われる。
58年振りの再版となりました。




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「本と工芸」京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリーにて始まります。

こんにちは。芸艸堂です。

展覧会のお知らせです。

「本と工芸」
10月17日(月)~23日(日)
京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー

「本と工芸」では古今東西いろいろな描かれ方をしてきたまち”京都”を
テーマに、古典や小説、ガイドブックに漫画と様々なジャンルの本が揃います。

本と工芸

今回、京都岡崎 蔦屋書店のご協力のもと、京都が舞台の小説や京都ゆかりの
作家、京都の観光本など「京都」に因んだ書籍をセレクトして販売いたします。
また、「芸艸堂」の木版摺りの本の展示販売などもあります。

海路「本と工芸」

海路見開き「本と工芸」



神坂 雪佳「海路」 ¥77,000(税込)
神坂 雪佳が明治34年から35年までの半年間にわたる、ヨーロッパ各国の
工芸事情視察帰国後、欧州報告の一つとして出版した図案集。
明治35年に刊行された当時の版木を使用し、85年ぶりの完全復刻盤です。
年月を経た版木を熟練の摺師が丁寧に摺りあげ、製本も一点一点が手作業です。

豆本「本と工芸」

芸艸堂「豆本シリーズ」 ¥1,760(税込)~¥1,870(税込)
著名な図案集が豆本になって復刻。掌に収まる程度の小さな絵本です。


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「新版画展」-巴水・吉田博・紫浪・竹二・他ー 芸艸堂2F

こんにちは。芸艸堂です。

展覧会のお知らせです。

「新版画展」
-巴水・吉田博・紫浪・竹二・他ー

10月11日(火)~28日(金)〈午前10時~午後5時〉15日(土)・16日(日)休廊
芸艸堂 2階 画廊(入場無料)

江戸時代に目覚ましい進化を遂げた浮世絵版画の技と美意識
を継承すべく、大正初年から昭和のはじめにかけて興隆した
ジャンルです。
伝統的な彫りや摺りの技術に、同時代の画家による清新な
表現を合わせようとした版元・渡邊庄三郎(1885-1962)の
試みに始まりますが、昭和に入っていくつもの版元が参入し、
大きな流れとなりました。

展示版画は当時版元間で相互仕入・販売し、現在 芸艸堂に
資料として保管している新版画から20点を展示しています。

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壁面:吉田博 Gケース内:浅野竹二「版木」「原画・校正摺」
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笠松紫浪



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ギャラリー
  • 「壁を飾るもの展」が鳥居株式会社にて開催されます。
  • 「すべてを描く萬よろず絵師 暁斎」展が中之島香雪美術館にて始まります。
  • 「体感型デジタルアート劇場 浮世絵 RE:BORN」展が角川武蔵野ミュージアムにて始まります。
  • 「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」展が東京国立博物館にて始まります。
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  • 「大谷探検隊 吉川小一郎」龍谷ミュージアムにて木版摺実演、貝千種展示