芸艸堂 店主の日記

明治24年京都にて創業、 現在日本で唯一の 手摺木版和装本の 出版社「芸艸堂(うんそうどう)」の 4代目当主が芸艸堂の木版にまつわる話、 旬の情報をお届けします。

その他

明治24(1891)年、美術書出版社として京都で創業。
現在、日本唯一の手摺木版本を刊行する出版社です。
その木版摺、製本技術を活用して、明治~昭和初期にかけて刊行した多色摺り図案集のモチーフを
アレンジし、顔料を使った美しい発色、柔らかな和紙の手触りが特徴の木版商品や、文具、インテリア
などを制作しています。

世界遺産高山寺 クラウドファンディング挑戦中

こんにちは。芸艸堂です。

被災からの復興へ向けて、弊社もお世話になっている
世界遺産「高山寺」がクラウドファンディングで支援をお願いされています。

世界遺産高山寺|明恵上人と鳥獣戯画
のお寺、被災からの復興にご支援を
 
〜6月30日(金)栂尾山 高山寺

高山寺(こうさんじ)は、国宝「鳥獣戯画」(正式名称:鳥獣人物戯画)
を所蔵する寺として有名で、宇治茶の発祥地としても知られています。
国宝・重要文化財1万点余を所蔵され1994年には、世界文化遺産に登録
されました。

2018年台風21号の直撃により、樹齢100~300年のスギやヒノキの大木300本
が以上倒れ、釈迦如来を奉る金堂が半壊するなど、境内全域で大きな被害を
受けました。被害総額は4億8千万円。
2019年末に初めてのクラウドファンディングを実施され2100万円を超える
ご支援をいただき、第一次復旧工事を終えることができました。

この度は、台風災害第二次復旧工事として2度目のクラウドファンディング
への挑戦を決意されました。

高山寺クラファン



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「日本伝統工芸展」がクラファンを立ち上げられました。

こんにちは。芸艸堂です。

開催継続へ向けて、弊社もお世話になっている
「日本伝統工芸展」がクラウドファンディングに挑戦中です。

「日本伝統工芸展」開催継続へのご支援を
~工芸の技と美を次世代へ~

〜10月23日(日)公益社団法人日本工芸会

日本伝統工芸展は日本工芸の最高峰の技と美が集結する公募展で、
昭和29年(1954)から毎年開催され、戦後の伝統工芸技術と工芸文化の
継承と発展、次世代の作家育成を担ってまいりました。
コロナ禍以前は全国各地で毎年約30万人にご来場いただいており、日本を
代表する美の祭典のひとつとされています。

しかし、来年、記念すべき第70回展を迎える今、経済的に開催継続の危機
にあります。
伝統工芸と当会を巡る社会・経済的状況は大きく変わりました。さらに
この数年のコロナ禍により経済状況は拍車をかけて厳しさが増しており、
日本伝統工芸展の継続も難しい局面に立っています。
開催継続へ向けてクラウドファンディングを立ち上げられました。

最終稿【日本工芸会様】簡易チラ__




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消える活版印刷

こんにちは、芸艸堂(うんそうどう)です。

芸艸堂は手摺木版印刷の出版社ですが
活版印刷という印刷技術をご存知でしょうか?

15世紀、ドイツのグーテンベルグが発明した
活版印刷という技術は文字印刷の中心を担い広く
普及しました。やがてオフセット印刷が台頭し、今では家庭で
パソコンからインクジェットの印刷がカラーで簡単に出力できる
時代になりました。
現在では京都・大阪では活版印刷を行うお店は数件となっています。
しかし残念ながら技術者の高年齢と後継者不在により
先日京都の1件が廃業されました。

紙に圧をかけて刷ることで紙に「くぼみ」ができる風合いは
手造り感があり最近では若いデザイナーさん達に再評価され、
新しいデザインのレターセットや案内状などが出来ていただ
けに残念です。

活版3
書体やフォント(大きさ)ごとに作られる活字の版

一文字づつ、希望するレイアウト、書体ごとに組版された芸艸堂の名刺活版
活版1
活版2
ギャラリー
  • 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱 展が始まります。
  • 十字屋カルチャー「芸艸堂で圧巻の版木蔵見学と、摺り師による木版摺り見学」講座のお知らせ。
  • 十字屋カルチャー「芸艸堂で圧巻の版木蔵見学と、摺り師による木版摺り見学」講座のお知らせ。
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  • 長沢芦雪展が九州国立博物館で始まります。
  • 第97回 東京インターナショナルギフトショー春2024に出展します。
  • 第97回 東京インターナショナルギフトショー春2024に出展します。
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